3年生は進路希望調査もあったりして、志望校のことを少しずつ考えていかなきゃなりません。
私は、本人が行きたい学校、興味のわく学校に行くのが一番だと思っているので、自由に決めてもらうのが一番なのですが、少し参考にはなると思うので、私の意見をお伝えします。
普通科と専門学科で、どちらにしようか迷っている人がいると思いますが、私は、自分で勉強に向かう姿勢、わからない問題を自分で主体的に解決しようとする姿勢を持っている子でないと普通科は難しいと思います。(例えば、「成章高校卒業」という肩書がほしいだけならばいいと思います)
高校の勉強は中学の勉強と比べものにならないほど、難しく、量が多いです。「ん~わからん。一から丁寧に教えて。」と受け身の考えでは到底授業についていけません。塾もこうなるとお手上げです。なす術がなくなります。
中学ならばまだ大丈夫です。やる気が多少低くても、受け身の姿勢でも、塾が引っ張っていけば学校と同じような進度で進むことができ、成果を出せる可能性があります。しかし、残念ながら高校はそうはいきません。わからない問題がでたときに参考書や解説を見ながら自分で理解しようとするガッツがないと偏差値は上がりません。
1つ1つ教えてもらったところで、量が多すぎて焼け石に水状態になるからです。そんなかんじで塾で勉強しても、学校の進度の方が早くて追いつけないのです。塾に通っているのに、学校に追いつくどころかどんどん引き離されていきます。
普通科を目指しているということは、その先の大学受験を考えていることが大半だと思いますが、高校入試と大学入試を同じように考えていたら大変です。(入学願書を書いてお金を払いさえすれば入学できるような大学は別です)本当に大変なので、入ってから後悔しないためにも、「自分で主体的に勉強に向かえるだろうか」という基準で考えてみることをお勧めします。
先週、ある高校生と話していて、私が「他人に勉強しなさいって言われなきゃ勉強できないようじゃ、その時点で終わっている。大学にはいけない」といったら「僕も先生の言う通りだと思います。先生にお尻を叩かれなきゃ勉強できないようでは絶対にだめだと思います」と言っていました。現役の高校生はこのことが分かっているのです。
繰り返しますが、自分の行きたい高校に行くのが一番です。人に言われて、その内容を検討することなく選択するのは、他人に自分の人生を決められることになります。自分の人生は、自分の意思で選択することで、充実感が出てくるものだと思います。あくまでも参考として検討してもらえるとうれしいです。