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校長先生のお話

昨日は息子の小学校の事前入学?みたいなものがありまして、小学校へいってきました。

これから小学校に上がる子の親にむけて校長先生が話をしてくれる機会がありましたが、私の中では、学校の先生の話はつまんないという先入観があるのと、最近睡眠不足ということもあって、寝てしまおうかな~と思っていました。(校長先生ごめんなさい!)

でもですね、校長先生は非常にためになるいい話をしてくださったのです。私の眠気もどこへやら。

先生の話の中で印象深かったことは、「今の子供たちは人と関わる力が足りない」ということ。

これは私も感じていることですし、この世で生きていく中では必要不可欠な力だと思います。子育て経験豊富な校長先生が人とかかわる力が足りないと感じているのであれば、やっぱりその傾向はあるのでしょう。

そもそも学校って何のためにいくのでしょう。私は「友達をつくるため」だと思っています。勉強のために学校にいくということだったら、学校なんか行かずに朝から晩まで塾に通っていればいいと思います。せっかく友達をつくる場を国が提供してくれているのだからそれを活用すべきです。友達と笑ったり、泣いたり、励まし合ったり、ケンカしたりするなかで、人との関わり方が身につくのですから、たくさんの友達を作ってほしい。そしてそれは生涯の財産となります。

他には「今の子供たちは自尊心が足りない」とおっしゃっていました。

これについても私はホームページで掲載している通り、子供の発育にとって大切なものだと考えています。

私の仕事は「勉強」を取り扱っています。勉強が得意な子はいいですが、苦手な子は自尊心を育てにくい面があると思います。だから苦手な子ほど自尊心が損なわれないようにと思って私は仕事をしています。私は完璧な人間ではないので、常にそれが守られているわけではありませんが、大切にしていきたいところではあります。

人とかかわる力が足りない、自尊心が足りないので、そういった力をのばせるように家庭でも心がけてほしい、とのことでした。

そして私がはっとさせられたのは「親の無意識が子供を育てる」という言葉。

私は今までを振り返ってみると、人生のターニングポイントとなるような劇的な変化のきっかけを学校の先生に与えてもらったことがありますが、このときは先生が意識して発した言葉ではありませんでした。なにげなく発せられた言葉や態度で「あっ!」と気づきがあって、変化できたということがありました。

無意識だから意識して行動をすることはできないですが、無意識は日常の意識が刷り込まれて形成されるものだと思っています。したがって、日々の思考、行動をよいものにすることによって、無意識も良い方向へ変化していくのではないでしょうか。

とてもとてもいい話だったので、校長先生に感謝を伝えたところ、「こういった話はまだまだたくさんある」とおっしゃっていました。それならば、校長先生の話を聞ける機会を作って頂きたいです、とお願いしました。

小学生に上がる親の多くは20後半~30前半だと思います。日本では20歳を過ぎれば「大人」とされていますが、人間としてみたときにまだこの年代は未熟でしょう。いや人間的に成熟された方もいると思いますが、少なくとも私はまだまだ未熟で勉強が必要な身です。もっともっと人生の先輩に教えを請いたいと思った次第です。

組織は頭から腐ると言われますが、私の子供の通う小学校は「頭」がいいので安心です。現在1年生の娘の担任はお若いのにめちゃくちゃ仕事ができて、子供のいいところに気付いてくれる優秀な方ですし、先生運には恵まれているなと思います。感謝です。

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