今日で1学期が終わり、通知表が渡されました。
娘も通知表をもらってきて、「ほらお父さん、ここにAがあるよ」と嬉しそうにみせてきました。「おお!すごいじゃん、がんばったね!」というと通知表を持って行ってしまいました。「ここのA」以外見ていないんだけどな・・・。それに「A」しか見てないから、何がAだったのかも知らないんだよな(笑)。ま、いっか。
息子のは見ていません。これもまあいいや。そういえば、3月の終わりにもらった2人の通知表も見ていないのでした。見ようと思ったのですが、忘れてしまっていました。
塾の生徒は今日聞く限りでは一番上がった子で9だと思います。他にもすごく上がった子がいて、順位をみればそれも当然だなあと思います。
今回は珍しい成果を出した子がいました。
前回理科が「2」で、とても苦手にしていたのに、それが「5」になったのです。一気に3上がるケースはなかなかありません。3から5はよく目にしますが、2から5はほとんどない。
通知表が2から5になったというと、まさに華々しい成功例って感じがしますが、実際のところはそんな美しいイメージではありません。はじめはとても苦手でほとんど間違えばかり。そばでみていてもいやいや勉強しているなあと感じていました。
ほとんど気持ちは折れていましたが、それでもなんとかあきらめずに努力を続けていった結果、少しずつ少しずつ、本当に亀の歩みで学力がついてきて、気付いたらトップクラスの点数と順位をとることができていた、という感じ。
ラクラクビューンとみんなをごぼう抜きして5をとったのではなく、這いつくばって、血もゲロもはきながら、ゼイゼイいって5をとったのです。
私はそんな様子をみていて、とてもかっこいいと思ったし、これが求める理想の姿だと思いました。塾としてもその理想を求めてやっていきます。「毎日これを飲みさえすれば、体重がラクラクマイナス10キロ!」なんて方向性に向かうことはありません。そこに真理はないと考えているからです。
よく頑張っていたから、5をもらえたと聞いて本当にうれしかったです。ありがとう。
お母さんは入塾するときに「内申点が○までいってくれたらいいな」とおっしゃっていて、私は心の中で「う~ん、めちゃくちゃ希望が高い。かなり難しいぞ。1年半計画だな」と思ったのを覚えています。でも1年半もたたず、お母さんの希望する内申点を超えてくれました。今日はさぞかし喜んでいらっしゃるだろうなあと思います。