今年2冊目の本を買いました。
生涯投資家 村上彰世
私は「投資家である」とのアイデンティティをもっていますので、まずタイトルに惹かれました。
以前ここで書きましたが、私の場合は投資家といっても株とか先物とかをイメージさせる投資ではありません。自分のお金、労力、時間などを投資して利益を得ていくこと全般を指します。ここでいう「利益」とは単にお金だけをさすのではなく、自己成長、人間関係、楽しさ、などを私は主に考えています。
「利益」にならないことはやらない、とは思っているのですが、まだ徹底度合いが足りません。自分の人生を無駄にしないためにも、この投資対象の選定力を洗練させていきたいと思います。
そして、村上さんといえば、私が大学生のときに世間を騒がせていた方で、私はかなり興味をもってみていました。めちゃくちゃ叩かれていた記憶があります。ハゲタカ、銭ゲバ、金の亡者、金のために会社を潰す大悪党、と悪者のレッテル貼られまくりです。
私は、村上さんや元ライブドアの堀江さんを、「逆風が吹き荒れているが、それでも突っ込んでいったらどうなるのだろう?」と思ってみていました。結局二人は逮捕されてしまったので、「悪人のレッテルを貼られてしまったら最後。どんな理屈をもってしても、葬り去られてしまう」と怖さを思い知りました。
当時は村上さんを悪者に仕立て上げて、偏重報道ばかりで、彼の真意をしることは難しかったです。今になって振り返って、あのときどんなことを考えていたのかを知るにはいい本です。
興味がない人にはおすすめできませんが、興味のある人には、おすすめです(当たり前 笑)