ここ最近ありがたいことにお問い合わせの電話が続いています。ありがとうございます。
ただ、せっかくお電話いただいたにもかかわらず、他塾を進めさせていただくことが多く、申し訳ない気持ちです。
この塾は、お客様が現在抱えている悩みをまずお聞きして、その悩みの解決にこの塾がお役にたてるかどうか、そこを基準にしています。
お客様に意味のないサービスを押しつけても、それはお客様にとっては不幸なことですので、お役にたてるかどうかはこちらでしっかり判断しなくてはいけないと考えています。
先日、ある子の体験授業をしたのですが、その子は勉強を自分で考えながらやれており、とてもしっかりしていました。その子のすごいところは中学生にしてPDCAサイクルがしっかり回せていることです。自分で考えて勉強してみて、それがおかしいと思ったらすぐに次の仮説をたてて別の方法に変更している。そんなふうに勉強できているものですからもちろん成績は良いです。
これまで勉強ができる子はたくさん見てきましたが、これほど考えて勉強に向き合っている子は珍しいです。こういった子は塾なんか行かずに自分で勉強するのが一番良かったりします。場合によっては塾が足を引っ張ることもありますので。
50分ほど体験授業をしてみて、これからの課題を発見。そしてこの塾よりも他の塾が適しているだろうと判断し、この塾に入ることがベストな選択ではなく、あなたに最適な塾はここですよ、と提案させてもらいましたが、そこはいやだと。それならば、とそれ以外の塾を提示させてもらいましたが、全ていやらしいのです。
あれも、これもいやならばじゃあどうするの?と尋ねると、この塾がいい、と言ってくれました。
それはそれで大変光栄で、うれしいことなのですが、これは困ったというのが正直なところ。
本来ならばそれでもお断りするのですが、3年生で塾に通うのもあと少しであり、この塾を選択してくれたその気持ちに応えたいという思いもあり、一晩考えて、少し特別な形での入塾とさせていただくことにしました。
入ってもらったからには、入ってよかった、と思ってもらいたいですし、そのためにはあまり時間もないですが中間テストで順位を少しでも上げてもらいたい。
自分で満足するまでこの塾を大いに利用してほしいと思います。