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わからない問題を先生にきいてみたら?

おとなしい子が問題集にふせんをたくさんつけて「これがわからないので教えてください」と言ってきました。

これは私はうれしかったです。

質問すると迷惑なんじゃないか、と思っている子もいるかもしれませんが、できないものをできるようにしようと努力していて、その問題の解決に頼ってくれることは、大人はとてもうれしく感じるものです。

塾はわからないところをできるようにするためにあるのですから、自分で努力してそれでも分からないものがあったら遠慮なく聞いてきてほしいのですが、ぜひ、学校の先生にも質問してみてほしいと思います。

ただし注意点が2つ。

1つ目は、先生の様子を観察して、適切なタイミングで質問すること。

忙しそうにしていないか、心に余裕がありそうか確認したうえで、「お手すきでしたら分からない問題を教えていただけないでしょうか」と尋ねるのがいいです。先生もたくさんの仕事を抱えているので、忙しいときに質問に来られると困ることもあるかもしれません。

2つ目は、「全部わかりません」という質問は絶対にしないこと。

たまに「ここが全部わかりません」という質問の仕方をする人がいますが、これは、人の話を聞いていない、自分でわかろうと努力していないことをアピールしているのと同じことです。「先生が授業で分かりやすく説明してくださったおかげでココはわかったのですが、この次がわかりません」とか「ワークの解説をみて前半部分はわかったのですが、後半の解説の記述がいまいちわかりません」といった質問の仕方なら、頑張って努力している感じが伝わって、よしよしそれなら教えてあげよう、という気持ちになります。

あくまでも大人は努力している人が好きであり、たいした努力もせずに人に頼ろうとしている人はそうでもないということは頭に入れておかなくてはなりません。

私が先生に勉強を頼ってほしいと思うのは、学校生活では勉強の質問という形をとらないとなかなか1対1で先生とコミュニケーションをとれないからです。中学校にもなると科目ごとに先生が変わって、担任と言ってもそれほど一緒に時間を共有するわけでもありません。そしていつも先生1人対生徒多数という形になってしまうので、お互いを知るというのも難しい。たまに「先生は私のことをわかってくれない」と言う子もいますが、それも仕方ないことでもあります。

だから勉強の質問を通して先生とコミュニケーションをはかるのです。

すると、先生も自分のことをより深く知ることになりますし、自分も先生のことが分かるようになります。「いつもの授業はてきとうだけど、丁寧に教えてくれるな」とか「この先生はよく怒って怖いけど、本当は温かくて生徒想いだな」とか先生のイメージも大きく変わりますよ。

人間関係の構築はすべてコミュニケーションからはじまります。大人になるとこのことの重要性がよりわかります。

ということで、学校の先生にも積極的に質問にいきましょう。

どうしても気が引けるという人は簡単な菓子折りでももっていけばいいんじゃないかな 笑

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