是川銀蔵さんとは、昭和を代表する相場師です。私は有名な相場師として名前だけは知っていましたが、どんな方なのか、何をしたのかは全く知りませんでした。
最近銀蔵さんについての本を見つけたので読んでみると、とても面白く引き込まれました。時間を忘れて一気に読み終えてしまいました。
銀蔵さんは何から何まですごい方ですが、一番びっくりしたのが、彼が納税者番付1位になるきっかけとなった大きな仕手戦をしかけたとき、そのときすでに80歳を超えていたということです。
80歳といえば体力も知能も衰え、後は余生を楽しく過ごす、というイメージでいましたが、銀蔵さんは現役バリバリで大きな戦を仕掛けていたのです。彼のおかげで、脳は80歳になっても自分の過ごし方次第で、脳を明晰に保つことができると勇気づけられました。
これまで人生のピークを60歳に持っていきたいと思っていましたが、80歳でも澄み渡った脳で、第一線で戦えるようになりたいという気持ちを強くしました。