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夢はもったほうがいいけれど

先月末、田原中学の文化祭がありました。その文化祭で私の1コ上の親戚が講演をしたようです。

一般観覧も可だったので、私もそれを見に行くつもりでしたが、自分の中でそれほど優先順位が高いものではなかったので、手帳に予定を書くこともなく、当日完全に忘れていました。 笑

生徒からその講演の内容を聞くと「なんか、夢を持てとかそんな内容の話だったよ」とのこと。

夢を持て、か。

確かに夢は早いうちに持った方がいいと思います。生徒をこれまで見てきても明確な夢を持っている子の方が成績は上がりやすい。先日も生徒が「私には○○の夢があるから勉強頑張れる」といっていましたから。

ただ、大人は夢を持て、夢を持て、とよく言いますが、私はそれではだめで、どうやって夢を持てばいいのかその方法論を伝えないと意味がないと思います。

子供たちだって夢をもてっていわれても、どうやってもったらいいかわからない、というのが本音でしょう。講演では夢を持つための具体的方法論がのべられたのだろうか?

私は子供が夢を持てるようになるためには親の働きかけが非常に大きいと考えています。だから子供たちに夢を持て、というのではなくて、大人に夢を持てるような環境つくりをしてください、と言うべきだと思います。

そもそも夢はどうやって描いたらよいのか。それはたくさんの情報、経験を蓄積していって、ある時自分の内側からわき上がる欲求が生まれてきてそれが「夢」とよばれるものになるのだと思います。

そうだとすると、今の子供たちにとっては世界があまりにも小さすぎます。家庭と学校、この2つの小さな閉ざされた世界しかない。これではなかなか新しい知識や経験を得ることは難しい。材料がないため、夢を描くことができないのです。

子供は自分で自分の世界を広げることは難しいですから、親が小さなころから色々な体験を積ませたり、新しい場に導いていってあげることが大切になってくるのだと考えています。これこそが親の役目ではないでしょうか。

古典には孟母三遷という言葉もありますし。これは私が大切にしている古くからの教えです。

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