通知表をもらって、「何でテストでいい順位とったのにこんなに内申点が低いんだ?」と思う子がいると思います。
こんなのおかしいと怒っても、その評価が覆されるわけではありませんので、素直に受け入れるしかありません。そして中学生にはまだ人生経験が浅く、わからないことかもしれませんが、認識しておかなくてはならないことは、「正当な評価はまずされない」ということです。
誰もが納得する正当な評価なんてありえないのです。いかにして適正な評価をしたらよいかというのはどの組織も抱える悩みです。会社でもそう。どのように人を評価して、 給料に反映させたらよいかというのは、すべての会社が頭を悩ませています。すべてを数値化して評価してしまうと、実際の感覚と大きくずれてしまいますし、上司の感覚で評価してしまえば、恣意的な評価にならざるを得ません。
人が人を評価するって、本当に難しいのです。
で、ここで大切になってくるのは、正当な評価をされることはないのだから、受け入れるしかないのか、と諦念の気持ちを抱くことではありません。正当な評価をされないということは、過小評価されることがあるということですが、逆に過大評価されることもあるということなのです。だから正当な評価をされないのであれば、過大に評価されるように心がけていくことが大切でしょう。
そこを頭にいれて、どうすればよりよい評価をされるようになるのか、自分なりに傾向と対策を練ってほしいと思います。