私は人の話を聞かず、自分が正しいと思っている頑固者であり、そんな自覚は十分すぎるほどあるので、外に出て学びの機会を作っています。
今年も何回か企業訪問をさせていただきました。塾とは何も関係ない企業です。
基本的に会社の教育レベルは高い。従業員を育てて、お金を稼げるようにさせるのだから。結果の伴わない適当な教育をしていたら、会社は潰れてしまいます。そこには結果が出る、再現性の高い教育システムが存在しています。
教育システムに優れた会社に勉強にいくと、そのままパクれそうだというアイディアもあれば、会社見学をすることでそこでインスピレーションを受けてアイディアが出てきたりします。
ずっと机の前でうんうんうなっているだけでは到底出てくるものではありません。だから、私は出稽古をするのです。今年は結構な学びがありました。生徒の成績がじわっと少し伸びた感覚がありますし、学んだことをみんなに還元できてよかったです。
それで、こういった会社見学をすると、会社がどんな人材を求めているかがわかります。
今年はどの会社もコレを求めているな、と感じられる共通項を見つけました。
気になりますよね(気にならないかな)。それは、素直であること、です。
ある会社の社長は言いました。
「従業員はバカでいい。素直でこちらのいうことをその通りに実行してくれる人がいい。自分のやりたいことがあって、自分のやり方に自信があるなら、他の会社に転職するなり、独立するなりすればいい。」
そして、どうやって素直な人物であるか、面接で見分けるノウハウが確立されていました。
私も、この考えに賛成です。
生徒でも自分の勉強方法でやりたいなら、塾をやめて家で思う存分そのやり方をやったらいいと思いますし、従業員にも仕事の進め方や教え方などに自分のこだわりがあるなら、塾なんかすぐ始められるので、自分で塾を立ち上げればいい、と思います。生徒にしても従業員にしても今の枠内で好き勝手やられるのは困ります。
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と、ちょっと逸れてきてしまいましたが、今日言いたいのは、学校を卒業してからの話です。
学校を卒業したら、自立した生活をおくらなければなりません。今はすべて親が生活費を負担してくれていますが、10年後には自分で稼がなくてはなりません。
これまでは、仕事=正社員、のイメージが強かったと思いますが、これまでは会社に入らない働き方というのも増えてくると思います。別に正社員にならずに、個人事業主(私はこの形態が増えてくると思っています)や会社を興してやりたいことをやるのもいいでしょう。
正社員でやっていきたいというのなら、素直さ、は大事な要素になりそうです。私も一緒に働くなら、右にいこう!と言ったら右にいって、左にいこう!といったら左に進んでくれる素直な方がいいですし。
自分のやり方を変えられなかったり、いちいち言われたことに反発するような人は、採用されにくいし、されたとしても会社内で評価されないかもしれないですね。と、書いていて、それは自分のことではないか、と思いました(-_-;)。
会社はたくさんありますから、会社によって求める人材は違うとは思いますが、素直さは大事な要素になりそうなので、自分は素直さがあるかを踏まえて将来について考えてもらえればと思います。