勉強を適当にやって、
「明日は何点取れるだろうか。運よく80点を超えられたらいいなあ」
そんなことを考えている子がいますが、「運よく80点」というのはまず間違いなく起こりません。受験やテストに奇跡は起こらないと思ってください。
それなりの準備をした人は、それなりの点数をとってきますし、これまでの模試の判定がE判定だったら、まず不合格になります。奇跡がまずおきないところがテストのおもしろいところ。
ですから、なんとなく勉強ではだめで、目標順位があるならば、それを目指すための具体的な行動計画を立て、それを実行していかなくてはなりません。テスト週間に入ると、学校側から計画表の提出を求められますが、あれではだめです。
いや、もしかしたら優秀な子は自分なりに活用しやすいようにして有効利用しているかもしれませんが、ほとんどの子は意味をなしません。実際あれを利用して順位が上がった子はいるでしょうか?ただ、だめといっても書いて提出しないと怒られるので、とりあえず出すだけ出しておいてほしいですが。
塾の先生は、どんな勉強を、どれだけやって、定着度はどうか、そういうところを見ていますので、何点くらいをとるのか、順位はどれくらいかはだいたいわかります。そしてそれはほぼズレがありません。そこからも、何を、どれだけ、どんなふうに勉強したかが重要だとわかります。
トップクラスの子はテストを受ける前に、今回はだいたい○番くらいだな、とわかっています。「運が良ければ○番だ」などと考えることはしません。「運がよければ社会は80点とれるかな」という考えをしてしまう子は、そもそもの思考レベルが少し低いので、その思考から脱却しましょう。そうしないと順位は上がっていきません。