テレビはあまり見ないのですが、まっちゃんファンの私は結構ワイドナショーを見ています。
先週のワイドナショー見ていたら、陸上選手の末續慎吾さんが出演されていました。
共演者さんから、「どうしたら子供が走るのが速くなりますか?」と質問を受けたときに、
「技術ではなくて、まずは走ることは楽しいことであると伝えること。親が一緒に走って、親が楽しんで、その楽しさを子供と共有することが大事」
という趣旨のことをおっしゃっていました。
「全然具体的じゃない!」などと突っ込まれて笑いにされていましたが(松本さんに 笑)、私は「素晴らしい。まさにその通りだ」と思いました。
人は、できるようにしたいと思ったときに、技術を求めます。ほとんどの人がこの思考です。だからこの世には「難関大学に合格するマル秘テクニック」「偏差値が50UPする方法」とかそんな感じの言葉があふれています。そういったものに人は魅力に感じてしまうので、いろいろな会社が商品やサービスを売るためにどんどん使いまくるのです。
でも、本当に大事なのはそこではありません。「やり方より、あり方」とよく言われるのでこの言葉は使いたくないのですが、まさに「あり方」が大事なのです。だから本当に大きく伸ばそうと思ったら、技術を教えるのではなくて、まずは現在の心を変えるための働きかけをしなくてはならないと思っています。
私は親として、自分の子供に価値ある教育をしていかなければいけないと考えています。そう思って、大切なことをノートに書き留めてきて、子供もだいぶ大きくなってきたからそろそろ授業を始めようかと思っていますが、まず伝えることは、価値観、考え方、解釈などです。
技術的なもので伝えたいことはありますが、後です。学校でやっている勉強も後です。それらは枝葉に過ぎなくて、幹さえしっかりすれば、あとはどうとでもなります。まずは基本的な部分をしっかり徹底的に繰り返しやっていくつもりです。現時点でノートはすごい量になっていて、全部やり切るのに5年くらいかかりそうですが、やります。授業よりもノートを書くペースが早くて、永遠に終わらない状態になる予感もありますが、そしたらずっと授業をし続けます。