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仕事は苦労すべきもの、ではないと思います

生徒「ユーチューバーに腹が立つ」

私「なんで?」

生徒「苦労しないでお金を稼いでいるのが許せない」

私「ということは、仕事は苦労するもの、大変なものって考えているんだね」

先日の生徒との会話です。

この時に私が思ったことは2つありました。

(1)仕事は苦労すべきものではなくて、楽しいものだ、と思ってほしいなあ

多くの人が大人になったら生活する糧をえる手段として仕事をすることになると思います。

40年50年と長きにわたって仕事をしていくことになり、人生のかなり多くの時間を仕事に割くことになるでしょう。そんな仕事が苦労すべきものであったら、人生、つまらなくなります。ストレスで大病を患ってしまいますよ。

私たちにとって一番大切なものは命です(私は命より大切なものがあると考えていますが)。つまり、時間です。今この瞬間にも、私たちは順調に死に向かっていて時間を増やすことはできません。よく火のついたろうそくにたとえられますね。

自分の大切な命を賭して仕事をしていくわけだから、苦労すべきものではなくて、楽しいものって思っていてほしいです。楽しくていいんです。楽しく思えるもの、情熱を燃やせる仕事を探していってほしいです。

私だったら、はぁはぁいって、仕事大変、早く仕事終わらないかな、月曜日が嫌だな、などといっている人よりは、仕事を楽しく感じている人と働きたいですよ。

その子のお父さんは会うたびに「仕事は楽しいよね」とおっしゃっていて、本当に仕事を楽しんでいるが伝わってきます。どこから「仕事は苦労すべきもの」という考えが入ってしまったのだろうか・・・

仕事は楽しんでいいんです。楽しく、わくわくする仕事を探していってください。

(2)これからどうなっていくのか、見ていってほしい

ユーチューバーが数年前から脚光を浴び始めて、ラクして稼いでいいなあと思っている人もいるかもしれません。確かに今はいいかもしれません。でもこれからもこの調子でいけるでしょうか。それを観察して、考えていってほしいです。

何を隠そう、私はパズドラをやっています。結構初期のころから始めていて、パズドラにはどれだけやりこんでいるかを表すレベルみたいなものがあるのですが、確かパズドラ会社の発表だと、私はトップ1%以内に入っています。田原中学でいったら学年順位1位か2位です。すごいでしょ(笑)。

(ゲームはだめ、みたいなこと言っているくせに自分はパズドラやっているという(笑))

パズドラをやっている人ならわかると思いますが(逆にパズドラをやっていない人にはわからない話)、マックス村井さんという有名なユーチューバーがいます。私はこの人が出始めたとき、「これは人気がでそうだ。爆発的に伸びていくかもしれない」と思って注目していました。

今はパズドラをやっているといっても、とうに興味は失っていて、やっているというよりも、アイパッドに入っているだけです。昔ほどの熱はないけれど、特に別れる理由がないから一緒にいる、そんな感じでしょうか。だから、1年前くらいから村井さんのことは全然見ていなかったのですが、最近知ったところ、ちょっといろいろあって大変みたいですね。

才能がありふれている彼でさえ、いいときもあればよくないときもあるのです。栄枯盛衰、有為転変は世の習いですから、「今」の視点だけでなく「先」も意識すると考えが変わっていくかもしれません。

人気を博しているユーチューバーだって、ラクしてやっているわけではないですよ。企画準備は大変だし、今後どうしていくかには頭を悩ませているはずです。私自身だって今後どうしていこうかという悩みは尽きません。世は移り変わっていくのですから、どうしたらよりよい未来が開けていくかワクワクする部分は大きいですが、不安、悩みはつきまといます。どのように変化をしていくのが正解なのかわかりませんから。かといって同じことを続けていては、そこに待ち受けるのは「衰退」。そして「死」です。

勢いよく成長したものは、その成長が長続きするのは難しい。経営学を習うと、成長があとどれくらいでピークを迎えて鈍化していくのか、そういったこともわかっておもしろいですから(もちろんあくまでも目安にしかなりません。)、高校生はちょっと経営学部を検討してみるといいかもしれません。文系だと、けっこうあまり考えず「経済学部」を選択する人が多いですが、私は経営学部の授業の方が107倍おもしろかったです。

少し最後は、ずれてきてしまいましたが、今がいいからと言ってそれが長く続くとは限りません。ぜひ今勢いがあって、「いいなあ」「憧れるな」そんな感情を伴う対象があったら、どうなっていくか観察していってほしいと思います。

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